針灸は胃腸の機能、肛門の筋力、痛みの緩和、血液循環の改善などに素晴らしい効果があると考えられる。

常用ツボ

  • 足三里
    膝眼の下方3寸、脛骨前稜から1横指外側。臨床では消化器疾患(胃痛、悪心、嘔吐、腹部膨満、便秘、下痢、胃腸炎など)、下肢の神経疾患、足の疲れなどに使われる。
  • 天枢
    臍の外側2寸のところ。臨床では消化不良、便秘、慢性胃腸疾患、慢性下痢、生理不順などによく使われる。
  • 中脘
    腹部の中央、前正中線で胸骨の下3横指。臨床では消化器疾患、胃炎、胃痛、腹部膨満などの胃疾患に使われる
  • 気海
    前正中線上、臍の下1.5寸のところ。臨床では下腹痛、胃腸障害、冷え症、婦人科疾患などに使われる。
  • 関元
    恥骨の上方2横指、前正中線上、臍の下3寸のところ。臨床では下腹痛、胃腸障害、冷え症、精力減退などに使われる。
  • 長強
    腹臥位または膝胸位で尾骨端と肛門の中間。臨床では痔疾患、脱肛、下痢などに使われる。