第一節 中医大腸肛門病学の沿革
中医大腸肛門病学は中国伝統医学の中に極めて珍しく貴重な構成部分であり、中国人民が長い歴史の中で大腸肛門疾患と戦った知恵と経験であり、数千年の中医学発展を経て、系統的な理論及び豊富...
続きを読む第ニ節 中医大腸肛門の生理
大腸は腹腔にあり、その上端が盲腸のところで小腸に連接し、下端が肛門につながる。大腸の主な機能は廃物の運送、大便の排泄であり、肛門の機能は排便のコントロールである。大腸は小腸から送...
続きを読む第三節 中医大腸肛門疾患と臓腑経絡の関係
整体観念は中医学特徴の一つであり、中医学理論大系の中で重要な考え方である。整体観念とは、人体は統一の整体であり、臓腑・経絡などの多くの組織器官から構成されるが、各臓腑・組織・器官...
続きを読む第四節 中医大腸肛門疾患の病因病理
中医学では、中医大腸肛門疾患の病因は六淫(風・寒・暑・湿・燥・火)、七情(喜・怒・憂・思・悲・恐・驚)、飲食不摂生、虚弱体質、瘀血などであり、それらは原因で人体の臓腑・陰陽バラン...
続きを読む第五節 中医大腸肛門疾患の弁証施治
弁証施治とは、中医学特徴のひとつであり、理・法・方・薬の臨床上での具体的な応用であり、即ち、四診(望診・聞診・問診・脈診)から得られた情報をまとめ、中医学の弁証理論によって証を診...
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